A-1グランプリ予選Vol.1レポート

出演団体紹介

Dixie Cats
普段はジャズバーなどで演奏されている３ピースJAZZバンド、ウッドベースが印象的な大人のバンド。A-1でもメチャメチャカッコ良かった。

MERA
深夜TV番組に出演されている地下アイドル。アイドルでありながら、なんというか全てがキョーレツで破壊的なパフーマンス。客席ににうまい棒を投げつける。

ロクディム
原宿のカッコいいライブハウスで毎月即興芝居のイベントをしている東京コメディストアJのユニット。彼らが舞台に立てば客席は必ず盛り上がる。ソデで見ている次の出演劇団にとっては恐ろしい団体。

劇団福耳
最近はもはやライブハウスイベントしかしていない本公演を忘れたA-1主催劇団。キテレツなダンスに圧倒されろ！A-1の投票では選考対象外、主催劇団が優勝するとヤラセだと思われるから。ヤラせろ！

ロスリスバーガー
秀逸なコメディと達者な役者さんがたくさんいる劇団。大好き。最近は東中野のRAFTという会場でよく公演を行っている。

劇団スカッシュ
某有名マンガ家にチラシを書いてもらっていたり、ネット動画のアクセスがハンパなくスゴいことになっている若手で赤丸急上昇中の劇団。今回で福耳イベントに出てくれるのは２回目。

夜ふかしの会
お笑い芸人のR-1グランプリの決勝まで行ったりする芸達者な役者さんが在籍していたりする、有名な団体。今回はじめての福耳イベント出演、ありがとうございます！

A-1グランプリ予選開催おめでとうございます！

各団体出演時間は２０分！

１９：３０スタートで２２：００終演なので二時間半で７団体の演目観ることが出来るというのはとてもお得である反面、タイムスケジュールをうまいことコントロールしないと計画が破綻して時間が遅くなり、お客様に迷惑がかかるだけでなく、ライブハウスの延長料金が発生するんですね。そうなるとイベント経営問題にまで発展するのです。世の中はすべからくあなどれません。

そして今回は豪華！特別審査員！

映画監督　加藤行宏氏　（代表作「人の善意を骨の髄まで吸い尽くす女）
株式会社Do it 代表取締役兼人材育成トレーナー　峠達也氏
ニューステージプロジェクト代表　コイケコウイチ氏
美容室「ヌーヴォクラシック」経営　中嶋美緯子

この特別審査員は福耳主宰三谷が８年間の劇団活動で培った人脈を総結集してご来場いただいた豪華ゲストである。いわば三谷の劇団活動の集大成と言えるゲストなのだが、全く演劇とかの関係者でない方もいるので、わけの分からないものを見せられたと憤慨して帰られたのではないかというところが心配である。もしそうでも気付かなかったことにしよう。

素晴らしかった各団体の
パフォーマンス

Dixie Catsの音楽で
引き締まったイベント

A-1グランプリトップバッターは大人のJAZZバンド、Dixie Cats。
あのね、カッコいいから！マジで！こんなカッコいい大人のバンドと小劇団の芝居をどこをどう比べて観客は投票すればいいんだ？そもそもバンドと劇団ではジャンルが違うので比べられないのではないか？
うるさい！ボケ！理屈臭いんじゃ！
完全に自分基準で縁起がいいとか悪いとかそういう勝手な基準でゼンゼンいいんじゃ！責任もっておまえが選べ！
まあというわけでいいものはいい！Dixie Catsはホントにカッコ良かった。

そして２番手は深夜番組発の地下アイドルMERAさん、なんというかアメリカンアイドルというアメリカで大人気のテレビ番組を思い出しました。そのアメリカンな黒人歌手の歌い方ですね。ウーピー・ゴールドバーグみたいな、そしてウーピー・ゴールドバーグ＆うまい棒的なことですよね？まあつまりその破壊的な迫力は生で観ないとわからないでしょう。とにかくスゴかった。
そして３番手はロクディム、さすがの即興芝居集団。
音楽のパフォーマンスが続いた後のお芝居、即興での奇跡の展開（いつも）から、客席を盛り上げる盛り上げる。この時点でロクディムが１位になるんじゃないかと思いました。
えらい盛り上がったあとの４番手が劇団福耳、前の出演者が客席をひかせてるのもイヤですけど、えらい盛り上げてしまうのもハードルが上がっちゃいます。

劇団福耳は投票対象外

果たして劇団福耳が投票対象だったらどういう結果になったのでしょうか？ちなみに「投票対象外ですけど、福耳が一番面白かったらアンケートに書いて下さいね。」とMCで言ってたんですけど、誰も書いてませんでした。ていうかアンケート２枚しか回収できなかったよ！
まあそれはどうでもいいとして、福耳の次が劇団スカッシュ。前回のイベント「赤坂炎上８」において１位に選抜された実績のある注目団体だ。秀逸なコメディで客席は笑いが絶えない。客席はいよいよ投票の行方が気になって来ていたことだろう。

そして大トリ夜ふかしの会、さすがの安定感で会場を笑いの渦にした。
終演後、すぐさま観客投票が開始される。
果たして投票の行方は？

ちなみに夜ふかしの会の役者さんはR-1グランプリに出た鬼頭さんをのぞけば、もともとお笑い出身だそうな。どうりで笑いをさらっていくわけだ！

投票１位は夜ふかしの会

夜ふかしの会は２０１２年１月の決勝イベントへ！

終演後、投票の運びとなったわけだが、満員の会場の中、非常にスムーズに投票を終えることができたのは、お客様のおかげでございます。ありがとうございました。
そしてその投票で、２位以下に１０ポイント以上の差をつけて「夜ふかしの会」がこの日の１位に選出されたのだった。おめでとうございます！
そして決勝イベントへの出場、よろしくお願いします！

投票内訳

夜ふかしの会／５２ポイント　ロクディム／３０ポイント
劇団スカッシュ／２７ポイント　ロスリスバーガー／２３ポイント
MERA／１０ポイント　Dixie Cats／８ポイント

一人２ポイント投票制　特別審査員１人１２ポイント

豪華ゲスト、特別審査員のみなさまのコメント

特別審査員のみなさまより、コメントをアンケートでいただいているので、掲載させていただきます。

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特別審査員コメント

Dixie Cats	JAZZは個人的に普段聴かないジャンルなので、レアで良かった。（加藤行宏氏）本当に心から出しきっていたか？というと微妙な気がした。まだ出しきっていない様な（峠達也氏）ギター・ベース・ウクレレが軽快なリズムを奏でる３人組。やさしいよるの調べを堪能しました。（コイケコウイチ氏）ディキシーなノリにオリジナルなナンバーが軽快ですね！ウクレレとベースのコラボにずっとのってました。（中嶋美緯子氏）
MERA	芸人なのか、ミュージシャンなのか？わからなくて正直はじめは戸惑ったが、ああこの娘はニュータイプのアイドルなんだと最後にわかった。観終わった後、彼女とは昔からの友達だったのではないか？ととサッカクを起した。でもそうではないと気付いて安心した。（加藤行宏氏）後半にかけて良い感じになってきましたネ、黒メラはインパクト大!!うまい棒Thank you.（峠達也氏）狙いどおり!?それとも大ハズレ!?独自の世界を突き進め!?黒の伝説は始まった!! （コイケコウイチ氏）強烈にかわいい!!人の目なんか気にしてない！好き！楽しい。（中嶋美緯子氏）
ロクディム	カフカ、安部公房を思わせる果てしないイメージの連鎖によるストーリーテリングの斬新さは素晴らしい！３時間位やってほしかった。もしそうなったら、とんでもなく巨大なカオスが観れただろうに。残念・・・。（加藤行宏氏）どんどん繰り広げられるアイデアの芝居に、心から笑いました。素晴らしい！（峠達也氏）即興のおもしろさ、まちがってナイシス！（コイケコウイチ氏）シリアスだけど、笑えました。みんな人柄良さそうで、今後はPOPな演目が見たいです！（中嶋美緯子氏）
ロスリスバーガー	役者の演技のみで、背景ヌケのイメージを喚起させる演出力とストーリーテリングの斬新さは素晴らしい！ストーリー性の無さが役者の魅力を引き立てていた。退屈そうなドイさんの表情は色気があって見入ってしまいました。（加藤行宏氏）間と大小の声が、引きつけてくれます。個人的に大好きです。（峠達也氏）異様な登場人物の中に、なぜか自分の一部を感じる、ビミョーな空気がたまらない。（コイケコウイチ氏）おじさんのきび団子もっと聞きたいです。（中嶋美緯子氏）
劇団スカッシュ	パロディー物はキライです!!オリジナルでちゃんと勝負してください!!（加藤行宏氏）１つのテーマからの広がり、そしてまとめが面白い!!（峠達也氏）こんなに大人げない奴らの芝居が胸を打つ！世界を救え！（コイケコウイチ氏）ちょっと話題が暗いのかな？本気の情熱感じました。（中嶋美緯子氏）
夜ふかしの会	芸が完成されていて、安心して観ることが出来ました。（加藤行宏氏） YUIのチェリーやばい！団結力があり最高!!場に対する圧倒的な自信OK（峠達也氏）バカ大好き！とめどなくあふれる笑顔！（コイケコウイチ氏）まじでおもしろい！最高です。会場と一体感すばらしい！（中嶋美緯子氏）
劇団福耳	マキシマムにチャゲアス、アンドリューとネタの選曲がツボだった。ダンスの体のキレの無さが親近感を感じさせて良かった。ヘタウマの良き有効利用。（加藤行宏氏）息の合った踊りとタイミングの良い所での笑いが良かった。田中くんの真剣さ伝わりました。（峠達也氏）おそるべし、汗とパッション！ほかに何がある！LOVE♡DT （コイケコウイチ氏）本気のエンターテイメントです！汗って美しい!!（中嶋美緯子氏）
イベント総評	技術先行型の表現が目立った。もっと己の魂の叫びや世界観の提示がほしかったと思う。次回に期待！（加藤行宏氏）すばらしい時間でした!!（峠達也氏）今後楽しみなイベントです！ありがとうございます！（コイケコウイチ氏）高いエネルギー、みなさんの情熱感じました、ありがとうございます。（中嶋美緯子氏）